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第3回「人間の特徴」

第3回「人間の特徴」

私たちは「人間」として生まれ育って今に至り、当たり前のように「人間」として生きていますが、そもそも「人間」とはどんな生き物でどんな特徴を持っているのでしょうか。

人 間と他の動物との違いを考えてみましょう。人間の特徴として、言葉を使ってコミュニケーションすること、道具を使ったり作り出したりすることなどが挙げら れます。しかし、人間は生まれたときからそれらを使ったり作ったり出来るかというとそうではありません。人間は生きていく中で、言葉を覚え、道具の使い方 を学んでいくのです。つまり人間は、生まれたときは人間の特徴を備えていませんが、生きていく中で人間の特徴を獲得して「人間」となっていくのです。

生まれた後から人間性が作られていく理由は、人間がほかの高等哺乳類の赤ちゃんに比べて未熟で弱く生まれるからです。これは、人間が二足歩行をするようになったことに関係があります。

人 間の骨格と犬の骨格で最も違うところは骨盤の形です。犬は四つん這いなので骨盤は円筒状であり、そこから足が生えています。しかし、人間は二足歩行をする ようになった結果、骨盤の下が狭くなり円錐形になっています。そして人間の産道は犬に比べて非常に狭くなったと考えられます。犬やほかの高等哺乳類の赤 ちゃんは親に近い姿まで成熟してからでも産道を通ることが出来ますが、人間の赤ちゃんは通ることができません。そのため、比較動物学的に“未熟”で生ま れ、親が完全に保護しないと生きていくことができないのです。

“未熟”=“弱い”というイメージがありますが、“固まっていない”ととらえることもできます。固まっていないから、どんな形にでも変わっていける可能性を持っていて、様々な状況に対応できるとも言えるのです。

つまり、人間は“未熟で”生まれるために、「人間」としての特質が固まっておらず、それゆえ、いろいろなものになれる可能性を持っている。文明の発達も、人間が親と違う選択をとれる生物であったからこそ、さまざまな可能性が広がり、形成されたのだと考えることが出来ます。

いかがですか?

人間が他の動物と違って持っている特徴。ご理解いただけましたか?

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