2014年2月
スズメ
デンセンマンの電線音頭とかいうのがあって、
たしか
♪
電線に スズメが三羽止まってた
それを猟師が鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ …
なんていうんだったと思います。
でもこれ、どこかで聞いたことあるような歌詞ですよね。
こんな歌詞のものがお笑いのネタになるんだから、カラスと並んでスズメというのは誰もが知っている大衆鳥(こんな言い方はないかな?)なんだっていうことが分かります。
電線に止まっているのはスズメというのが定番でした。
小林一茶の句に
雀の子そこのけそこのけお馬が通る
なんていうのもありました。
そんなスズメ、最近ではめっきり見なくなりました。
国内におけるスズメの個体数の調査によると、2007年には1990年の少なくとも半分、減少率を高く見積もると5分の1になったと考えられているんだそうです。50年前と比べると10分の1とか…
そんなスズメですが、今朝はうちの庭にある桜の木に十羽以上止まっていました。
久しぶりにそんな数のスズメを見ました。
慌ててデジカメに納めようとしたんですが、近くに寄ったら寄っただけ離れていってしまい、さらに寄ったらさらに遠くへ離れてしまいました。
私にとってスズメは、子どものころの郷愁というか、自分の内面を見つめるときにいつも眺めていたものの一つ。
カウンセリングに内面を見つめる「フォーカシング」というのがあります。
スズメを眺めるのは「フォーカシング」とまではいかないけれど、子どもながらの「フォーカシングもどき」といったところでしょうか。
海の波を見つめる、空の雲を見つめる、森の木々を見つめる…
自分の内面を見つめる時、ぜひそんなふうにしてみてください。
ちなみに私がよく見つめるものは、スズメの他に金魚と夜空の星です!
記;Naotaka.O.